BLOG
コンテストの意義
美容業界ではそろそろいろんなコンテストが開催される時期に入りました。
カットコンテストやら、フォトコンテストなど、
様々な団体やメーカー主催の大会が全国各地で行われます。
普段お客様とはあまり縁のない世界なんですが、
我々美容師にとっては、絶対なくてはならないものです。
コンテストに興味のない美容師も山ほどいますが、
それって若干、もったいないなぁ~って思ってしまいます。
僕は昔からコンテストとか参加するのが大好きでした。
「勝負」するのが根本的に好きです。
負けても勝っても、努力した分は必ず自分の力となって返ってくるから。
例えばフォトコンに、自分の撮影した作品を出すとしましょう。
たった1枚出すのに、どれだけの労力が必要か、
美容師でも分かってない人は多いです。
まずモデルの確保、モデルに支払うギャランティ、スケジュール合わせ、
モデルさんとのやりとりも、日々しなくてはいけません、
それからカメラの機材、レンズ、撮影用の照明器具からスタジオ等まで、
撮影というより「カメラ」に関する知識や経験も必要となります。
そして撮影した写真を管理・編集するためのパソコンと
写真管理ソフト、Adobe Lightroom や Photoshop などの高額なツール。
メイクアップするための、メイク道具も一通り揃えないといけません。
僕はよく東京のMAC表参道店のスタッフと、いろいろと相談に乗ってもらいながら、
メイク道具を買うことも多いです。
あと、衣装ですね。僕は基本的に一度使った衣装は、二度と使わない主義です。
衣装も基本的に名古屋とか大阪に出かけて、
衣装を買うためだけに行ったりします。
そして一番重要なヘアスタイル、ですね。
これも様々なスタイリング方法を試行錯誤したり、
スタイリング剤を研究したり、自分の追い求める質感が出るまで試行錯誤します。
膨大な時間と費用と労力を使って、やっと一枚の写真が出来上がるのです。
でも、人はその写真だけを見て、判断するしかない。
それも分かってるからこそ、結果が出せるように必死に努力します。
こうして培われた経験は、やってきた人にしか得られないし、
やらないかぎり美容師として絶対、成長しません。
こういうクリエイティブな活動とか、撮影とか、コンテストって、
お客様には見えないけど、
これらを通して美容師が得た「感性」「技術」「発想」は
お客様に還元していきます。
クリエイティブとサロンワークを切り離して考えているうちは、
美容師は成長しません。
と、コンテストの意義について書いてみました。
美容への情熱と人への愛は無限大だ。
- NEXT
- 2017.04.12VAN COUNCIL 松阪 嬉野店全店舗共通
- PREV