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褒めて育てるというのは間違いだ
僕が美容師を始めた頃、
10人のスタッフで、一日100人を担当するサロンだったんですが、美容師の方なら、まぁまぁ忙しいというのは察していただけると思います。
営業中とかは、まぁ、仕事が遅かったり、
回し方を間違えるとけっこう叱られてました。
当然、営業後のレッスンも基本的に叱られながらやってました。
基本的に僕は、気を抜くとふざけて、どうでもいい私語とか多くなるので、これまた叱られてました。
基本的に褒めていただいたのは、テストに合格した時だけでした。
それが、今の世の中、どうですか。
「褒める教育」の全盛時代ですよね。
ゆとり教育を受けた人たちは、怒られ慣れていないから、
非常に打たれ弱いとか言われていたり。
たしかに、多くの心理学者の研究により、
褒めることが子供の自信を育て、
プラスの動機付けになることが実証されています。
ただ、みんな気をつけないといけないのは、
無闇に褒めるな、ってこと。
褒め過ぎは害なんです。
H.G.ジノットという心理学者の研究で
「幼児は、過度の称讃を受けると、自分がその讃辞に値しない
ことが暴露されないかとかえって不安になる」
ということがわかってます。
褒め過ぎると、人を甘やかし、自発的な考え方を
育てにくくする恐れもあります。
今の若い子はもっと危機感をもったほうがいい。
叱られない、なにも言われないのは、
「見込みがない」と判断されているようなもの。
みんな、「可愛がられる」を勘違いしていないか?
という僕の愚痴みたいなもん。(笑)
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