BLOG
ダンケルク
久しぶりに美容以外の話。
ダンケルクを鑑賞しにいきましたが、その前に反戦映画について。
戦争体験者の大林宣彦監督は、塚本晋也監督との対談の中で
「戦争で死んでいく者たちを美化してはいけない。」と語っている。
「見る者はそれが正しいと思ってしまうからだ。
どれだけ戦争が間違ってると訴えても、死にゆく者を美しく描いてしまったら、
戦争が”美しい悲劇”として受け入れられてしまう。
美しくなんかない。戦場には正義も悪もなく、
累々たる屍の山が存在するだけだ。
戦争とは人を殺して回ることだ。
しかし勝負の醍醐味というのも間違いなく存在する。
相撲で小兵の力士が大柄の相手をなぎ倒す爽快感はたまらない。
それは戦争を利用して描くものではない。」
そう、ダンケルクは反戦映画でもなく、
ノーラン自身が掲げるように「戦争映画」でもない本作。
ノーランが今回掲げたのは「観客に戦場を体験してもらう」
映像と音響だけで戦争の恐怖を体験させるということなのだ。
正直な話、開始早々10分ぐらいで、
雲の切れ間から突如現れる、ドイツ軍の戦闘機スツーカ。
空から急降下してきて、爆撃してくるシーンがあります。
凄まじい風切り音が、サイレンのように聞こえ、
当時は「悪魔のサイレン」と恐れられてました。
目の前で急降下されて、あの風切り音を聞いただけで、
僕は死ぬような思いに駆られて、恐怖しました。
ここから先は、劇場で体験してください。
絶対に今までとは違う「戦争映画」です。
- NEXT
- 2017.09.27VAN COUNCIL 松阪 嬉野店全店舗共通
- PREV
NEW TOPICS
HAIR SALON INFORMATION

BEAUTY SALON INFORMATION
